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天国のあなたに―仏の慈悲と、感謝を伝えたい(主婦・70歳)

感謝と幸せの供養体験

長年つれ添った愛する夫との死別――。
最期を看取ることが出来ず、後悔の思いを抱いていたOさんが、幸福の科学の先祖供養を通して、主の慈悲と永遠の生命に対する確信を深めたエピソードを紹介します。

冬の夜、静かに逝った夫

 今から5年前のことです。長年つれ添った夫の大腸がんが発覚。その後、手術を受け、闘病生活を送ることになりました。
 私たちは幸福の科学の教えに出会い、仏法真理で、「人間の本質は魂であり、永遠の生命がある」と学んでいたので、死に対する恐怖心はありませんでした。
しかし、目の前で次第に弱っていく夫の姿には胸がしめつけられます。 入院生活が長引くにつれて、看病していた私自身も、疲れを隠せなくなってきました。そして、ある冬の夜――。
「お母さん、今日はもう休んだほうが」
疲れ切った私を心配した娘にうながされ、私は家に帰ることにしたのです。
しかし、玄関の扉を開けたその瞬間、真っ暗な部屋に電話の着信音が鳴り響きました。危篤の知らせに、私は急いで病院に引き返しましたが間に合わず、夫の最期を看取ることができなかったのです。

伝え切れなかった感謝

 主人は享年78歳。死は永遠の別れではないと信じていても、最期の別れを交わせなかったことが心残りになっていました。

 大学の理事として、学問の発展に尽くし、いつも周りの人のことばかりを考えていた優しい夫。
(あの人のことだから、きっと天国へ還ったに違いない。けれど……)

 私は、生前の夫へ伝えきれなかった感謝の気持ちを込めて、永代供養(えいたいくよう)をさせていただくことにしたのです。

天国から届いた愛

 夫の死から約2カ月。私は総本山・先祖供養大祭(せんぞくようたいさい)に参加しました。
 式典で読誦(どくじゅ)される「総本山・先祖供養経」は、まるで主が私たち一人ひとりの魂に、直接永遠の生命の真実を語りかけてくださっているように感じられます。

 魂の親である主の、深い慈悲と悟りの光に、私の心は熱くふるえました。
この温かい主の愛の光が、あの人にも届きますように……
 そう祈りを捧げていると、瞼の奥に夫の姿があざやかに浮かび、懐かしい声が聞こえてきたのです

 「ママ、僕の仕事をずっと支えてくれて、子どもたちも立派に育ててくれて、本当にありがとう」
それは、まぎれもなく夫のものでした。
 (あなた、お礼を言うのは私の方です)
 心から愛していたのに、それを伝えきることができなかった――。

 夫を亡くした後、ずっと拭えずにいた後悔の念と、夫の愛を感じたよろこびで、私はその場に泣き崩れました。
 そんな私に、夫はさらに言葉を重ねてくれたのです。
 「こちらの世界では、人生を信仰に捧げた人は、みんなからすごく祝福されるんだ。だから信仰に生きるママの姿が、僕の目には光って見えて、本当に鼻が高いよ」

 夫の言葉に、私はこのとき「人間は生き通しの命、永遠の生命を生きている」という霊的人生観を、改めて確信したのです。

 あれから3年――。
私は幸福の科学の法友(ほうゆう)たちと共に、仏法真理の素晴らしさを伝え続けています。
 あの世にいる夫にも、誇りに思ってもらえるような、そんな光輝く人生を、これからも歩んで参りたいと思います。

――月刊「幸福の科学」第259号より

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